福王寺には頂上が二つ
2024(R6)10.21
今日も、市立大学の先生や大学院生にお越しいただいて
仁王像や文化財指定の五鈷杵の3d撮影をしていただきました。
急遽、葬儀が入り住職がお出かけなので、大休憩となり、
その幕間を利用して、頂上探索をさせていただきました。
まずは御影堂から金亀池に行く途中に登山道の入り口があります。
少し上ったところからの景色です。
結構平坦な尾根道が続きます。
市民病院見えました。
下から電線が上がってきて、ここから地中配線となります。
何があるのでしょう。
この形のお堂が一定間隔で並んでいます。
笹木、加藤、川越、昭和の名家の名前があります。
変わった枯れ木が目立ちます。
戦時中、松の木から油を採った痕跡です。
この油で、ゼロ戦を飛ばそうとしたのは有名なお話です。
少し急な坂があり、それを登ったところに建物がありました。
三鬼堂といって、これが福王寺の山頂と伝えられています。
宮島とゆかりの深い山頂のお堂です。
木が茂りすぎて、眺望はありません。
さらに尾根道を進みます。
急に電柱があって、地中配線が地上配線となります。
おそらくここから、自然公園指定がなくなるのでは・・。
しばらく行くと、山頂の三角点があります。
こちらは、国土地理院が決めた、ふたつめの頂上となります。
電線の目的はこれでした。
残念ながら眺望は×です。
帰り道、途中から仏参りのコースへ
大きなタンクが見えてきました。
これは、金亀池の下池から、生活用水をくみ上げるためのものですが、
下池も落ち葉で埋まってしまい、機能不全だそうです。
掃除人、大募集です。
ここから右に降りていくと、金亀池に出ました。
眺望はいまいち でしたが、距離の割には平坦なハイキングコースでした。
三鬼堂まわりを、伐採すれば、福王寺の新名所になること
間違いございません。皆様のご協力をお待ち申し上げております。