クレアライン 広島大橋の割引を推理する。
『仁保ICで降りないで乗らないで大作戦』
3月8日から実施されたクレアラインと広島高速の連続利用割引。毎日使っている私たちにはとっても嬉しい割引です。
なぜ、割引なの、皆さん不思議に思われると思います。私も不思議なので勝手に推理してみました。
あくまでも推理です。大うそかもしれません。関係者の皆様お許しください。
〇動機・・・よっぽど困っていたのに違いない。
ここから推理です。誰が一番困っていたか。宇品方面や海田大橋方面から、温品方面に通勤する人たちが浮かび上がりました。
まずは仁保ICの構造的課題から、
@海田線や宇品線からの合流と、仁保ICの出口が近距離なため、合流レーンと出口レーンが一体となっています。
A仁保ICを出てすぐに信号があり、信号待ちは料金所を越えて本線や海田大橋線、宇品線までのびていきます。
実はもうひとつ、広島高速は料金が高いので、各方面からの利用者が仁保ICで降りてしまうのです。
特に坂から広島大橋だけを利用するニーズはとても高く、この3つの要素から、仁保IC出口付近は、毎日大渋滞となっていたのです。
地図の⇒部分が合流できない。とっても危険な状態です。
もちろん、逆方向のニーズも高く、入り口の渋滞も深刻です。
東雲方面からは長い右折レーンがありますが、それでも足りなくなってしまいます。
〇解決方向
仁保ICの渋滞を解消するためにはどうすればいいか。@とAの理由は物理的にどうにもなりません。
各方面からの車を、仁保ICで降ろさないため残っている手段はBの料金のみ。
〇絶賛すべきアイデア
しかし、ここはクレアラインと広島高速の接続点、管理者が異なるところです。
さらに広島高速は、県と市が出資していますので、両方の議会のチェックが入ります。
普通なら、料金なんてどうにもならなないというのがまっとうな結論です。
それを解決した、アイデアと実行力を絶賛したいと思います。
仁保インターを使わずに広島大橋を渡った人の、広島大橋の通行料金を大幅に安くすることによって、
仁保ICの利用を減少させるというスゴ技なのです。
〇両社の現状課題と対策を比較
@ 広島高速(広島県、広島市)
仁保IC利用者が渋滞で困っている。
宇品方面・海田方面から温品方面へ向かう利用者がとても困っている。
【対策をとれば】
上記のの解消と、広島高速他区間の直接的利用拡大
A クレアライン(西日本高速)
広島大橋利用者のうち仁保IC利用者が渋滞で困っている
【対策を取れば】
上記の解消、利用促進に少しはつながるか
※大幅な減収
〇これだけ見ると、クレアラインだけが大幅に減収となるように見受けられます。
ここからは全くの想像となる
推察1・・もともとクレアラインの200円は、都市高速140円クレアライン60円だった。
推察2・・クレアラインの減収を、広島高速が補填する仕組みを作った。
推察3・・クレアラインの減収を国が補填した。
等々の想像で楽しんでおります。
いずれにしても、すごいアイデアと、すごい実行力です。関係者の皆さんに脱帽です。
私のような仁保ICを利用しない高速利用者、昼や夜の利用者にとっては、
まさしくタナボタのような恩恵です。
この減収を利用拡大で打ち消せることを祈念して推理を終わります。
今朝の合流地点 渋滞が解消されています。