107号  2007.2.10

      

カラスの活動を披露


可部カラスの会代表 友広大造

可部カラスの会ができて約10年がたちました。会のメンバーも発足当時の平均年齢、
六十うん才が、七十うん才になり、一見、老人会の集まりのように見えますが、
メンバーの精神年齢は四十才位のつもりでおります。

先日も可部カラスのホームページで福岡市のまちづくりの担当者から、
町づくり活動を定着させるため、可部カラスの活動事例を紹介してほしいと
講演を依頼されたようです。

メンバーは調子のりが多く、相談の結果、「可部カラス劇団」による
町づくりの寸劇を披露することにしました。

                                                     

この寸劇は過去に何度も行っており、市民から好評をいただいています。

三月にマイクロバスを借りて、カラスの劇団員初めての県外公演で張りきっており
、本来この劇は広島弁丸出しですが、せっかく博多に行くんじゃけぇ、
博多弁でやろうとの意見もあります。

いずれにしてもみんなの気持ちは、劇のことより、
帰りのバスの中の反省会を楽しみに行く人が、ほとんどです。

本来このような活動は楽しくなければ、続かないし、よいアイデアが出ません、
せっかく色々な職業を経験した人の集まりですから、色々な特徴を出し、
尊重しながらの活動をすれば楽しいものになります。
これからも町の人と一緒に楽しい活動を続けましょう。





 可部独特の“樫の木の門松”今年は折目の塚本さん宅へ飾らせてもらいました。
ゆわれについて話し合う子供づれ、「新聞を見て撮りに来た」という光景もしばしば。

 初めは腰の重かった塚本さんでしたが、飾りつけの進捗とともに顔はほころび、
飾り付け後には“労をねぎらって”湯茶の接待まで…

取り外しの日には「今年は旧友や親戚からも、えっと照会の電話を貰うて、
何年ぶりかのえぇ正月じゃった。続けんさいよ」との励ましも。

 地元一丁目の町内会長で、ご尽力いただいた深田さん「町が賑わうことならなんでもやるよ。
苦労はいとわん」と、力強いことば。

 今年も各方面からのご協力でできました。

樫の木の切り出しは上原の山本さん。飾り付けの工夫は鉄口工務店さん。
高札板は田島さん。

そして派手な電柱看板も、私たちの思いを込理解して、
すぐに撤去してくれた広告主…ありがとう。

 今年もカラスは町衆の熱い思いを背負って飛びたいものですね。


年の瀬も押し迫ったある晩のこと、上市、友貞神社付近にお住まいの岡松さんから、
会報担当あてに電話がありました。

「豊平の実家の納屋に“縄を綯う”道具があるんじゃが、カラスは使うてみんかね。」
「へぇ、それは面白げなねぇ。子供らが珍しがるかもわからんねぇ、
カラスで相談するけぇ、ちょっと時間を頂戴や。」もちろん相談の結果は
“もらいに行こうやぁ”で決定。

土曜日の午後、どうやらメンバーがそろったのところで、2台の車に分乗して、豊平へ。
縄綯い機を見て、感動。「これならすぐにでも使えそうじゃけん、
可部小へ持ってゆく前にテストしてみようやぁ。」と衆議一決。
森城団地の“友鉄マシン”にとりあえず預け、折を見てテストすることに…。




納屋からおろして、軽トラに積んで…




後日、何とか縄綯い機を稼動させてみたい3羽のカラスが、
動かしたそうですが、機械の動きが面白く、失敗しては大騒ぎ。
「ワシは虜になりそうな。」とは代表の感想でした。

そして子供たちに披露の日です。24日、根の谷川河川敷。
今日は「寺山にプレーパークをつくろう会」の活動日です。
集まった子供たちに縄綯い機を見て、触って縄作りを実感させようと、
やってきました。

大人たちが寄ってたかって楽しげに操作している様子を見ながら遊んでいた子供たちも
「僕らにもやらせてやぁ」とやってきました。

最初は縄に綯うことの位置づけもわからないまま、
ワラを入れるんですから、タイミングが合わず、一本の縄に繋げることができません。

それでも「僕にもやらせて、私にも」と入れ替わり、たち代わって動かしました。

そして心配していた事態発生。動力を伝えるベルトが切れてしまったんです。
応急措置を行って始動させたが、思うように参りません。作業はここでギブアップ。

思いついたのが足踏みミシンのベルト。求めることができたので、
再起動できるかもしれません.なんとものんびりしたやり方ですが、
これこそカラスの本領を発揮できたイベントでしたね。

なお、当日は中国新聞も取材にこられ(翌日の新聞に掲載)ました。





自分の責任で 自由に遊ぶ

プレーパークの基本理念

タイトルで紹介したように、禁止事項のない冒険遊びです。

危険だからと何でも大人が手伝ってしまうことのないように
火・水・木など自然の素材をノコギリやかなづちなどの道具を使って、
子ども自身で工夫しながら自由に遊ぶ場所で、
遊びの中から他人との係わり合いや危険を避ける方法を学び
「生きる力」を身につけることを期待します。

以上、当日の手引書を参考にまとめました。

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定例会じゃあ こがぁな話をしたんよ

1月10日(水)

報告事項

・二宮産業 大型ふいご 可部小へ移動

・歴史マップ 17日現地を歩く会(新沢)

・縄綯い機 活用を検討 整備担当 竹本

・樫の木門松 高い評価 反省点も

・可部駅西口 完成は7〜8月か

・贋金物語 中野さん史実整理作業に着手

・カラス結成10年の振り返り 要検討  

協議事項

・忘年会での振り返り事項 次回で論議

たたき台は事務局で作成

1月24日(水)

報告事項

・縄綯い機試運転 友鉄マシンで 期待大

街道マップ散策

協議事項

・縄綯い機 プレーパークで実践

・八区イベントガイド

・大文字灯り&正月飾りプロジェクト提出

・カラスの生い立ち 福岡から出演依頼

・振り返りについて

会員・会報名簿 連絡簿の整備を早急に

・会報希望者調査 アンケートで確認

・年間活動計画 3月までに担当を決定

・プロジェクトリーダー制 計画もきちんと

メールの使い方 皆さんのご協力を…

10周年プロジェクト 次回から協議開始

様式等を準備

・副代表等の名称 次回協議 原案の準備要

カラスたちのスケジュール

カラスの定例会

2      28日(水)

3        14日(水)          28日(水)

カラスたちのイベント

2月17日(土)13:00 町づくりフォーラム 

    於 袋町 市民交流プラザ

      加納さん 出演

311日(日)カラス劇団 福岡へ

  カラスの生い立ち寸劇を披露