11月6日、朝から雨が降り続いていました。カラスが続けている“水質調査”の予定日です。午後1時、有志の面々が雨合羽のいでたちで高松橋下側に集合してきます。
 根の谷川を覗きながら、雨の状況から水量も増えており、やむなく延期することになりました。

 
順調に進んだ上流の調

 


さて、今年の調査は、上流と下流を分けて行うことにしました。先ずは上流からはじめましょう。12月1日午後1時半、集合地点に集まったメンバーは9名で、川見さん、中野さんは初体験です。

スタート地点到着まで根の谷川を眺めながら確認できたことは、水の流れに分流がなくなり、本流1本の流れとなっていたこと、流れ橋が9月6日の台風の影響で、その名の通り、流れ橋となって利用不能となっていることでした。そこで従来の調査ポイントから分流を削除して、改めてポイントを設定しました。途中ウォーキングのご婦人に珍しそうな視線を浴びたり、流れ橋修復の測量をしている市役所職員と話したりで賑やかに進捗し、南原側合流点から高松橋上流までのコースのPHCOD調査を終了しました。

下流の調査終了と今後の調査内容の検討

続いて下流組の状況です。12月9日、空っ風が強く吹きつける日でした。調査担当部長の江角さんは考えました。効率的に作業を進めるるため、メンバーを2チームに分けて調査することにしました。

調査を始めてしばらくたった頃から、発電所が作業を開始した様子で、水量が増え始めてきました。しばらく様子を見ながら、とりあえずポイントごとの作業を終了しました。

企業の排出する水が改善され、行政による下水処理は大幅に改善されて、川の水質が改善されていることは、“名水鑑定人・工学博士、佐々木先生”の調査で明らかになっています(1612月可部の名水講演会)。こうした動きの中で従来どおりのPHCODの調査を続けることの是非や、安心して川遊びができるかどうか心配な“大腸菌”の調査(方法・経費・時間)などを行う必要な時期に来ているような気もします。

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