日本初鋳物切符製作実験2
&日本一ジャンボローソク作製
27.1.25
来月のイベントにむけて,日本初鋳物切符と
日本一ジャンボローソクの作製を行いました。
並行して作業は行いましたが,
ここでは別々に工程に沿って御報告します。
まずは鋳物切符。鋳物切符作製も,
大きく,湯づくりと型づくりの工程があり,
並行して作業を進めますが,
解りやすいように,少しまとめて報告します。
湯づくりからの報告です。
溶鉱炉の準備です。白いのが耐火れんがです。
ふいごの代わりになるのが,プロアーです。
着火です。
コークスを入れて,炉の準備はOKです。
るつぼを置きます。
材料投入 水道用のしんちゅうの部品です。
1000度の熱で溶け始めました。
溶けました。
型作りにもどりましょう。
型は砂で作ります。この鋳物用の砂が一番大切です。
手の感触で水分調整をしていきます。
通しで,一番小さな砂をつくります。
今回作製する切符の3D模型です。2種類作ってみます。
鋳型の箱に入れます。
型の表面にロウの粉をかけます。
つづいて細砂をかけます。
型全体に砂を詰めていきます。
これをひっくり返します。少し叩きます。
板をはずすと,切符の型が見えてきました。
水分調整,バーナーで 炙ります。
これで下側の枠が完成です。
今度は上側の型をつくります。湯が降りていく側です。
真ん中の棒が湯が降りていく道になります。
出来上がりです。
ガス吹き用の針をさします。
ひっくり返すと,切符と接する面です。
これで両側が出来ました。合わせていきます。
準備OK,湯の流し込みです。
ちゃんと流れてくれたでしょうか。
さあ脱型です。
出来栄えはいかがでしょう。
切断して研磨してできあがりです。
本日の成果 計8枚。大成功です。
さあ,今度は日本一ジャンボローソクです。
これまでは,組み立て型にしていたのですが,
こんどは,きちんと一本ローソクにします。
この3.3mの筒の中にローソクを流し込みます。
ローソクの芯を作っています。
自立させていきます。
鋳物切符作りで使ったコークスで
お寺でもらってきた蝋燭を溶かします。
さあ注入開始です。
この作業を1時間繰り返して完成しました。
注入完了,上からのぞいてみました。
芯を針金で固定していたのです。
15センチのパイプですから,半径×半径×円周率×3.3
58リットルとなります。ローソクの比重は0.85ですから,
約50kgとなります。
鋳物を溶かして,ローソクを溶かしたコークス,
最後の仕事がこれです。
なんと,殻付き牡蠣です。
コークスの牡蠣焼き,これも日本初かもしれません。
大きな仕事をしあげて,美酒に酔います。
皆様お疲れさまでした。