;レトロバスin可部

100年前に横川〜可部を走ったバスが復元され、可部まで走ってきた記念すべき日平成16年3月28日。バスを一目でも見ようとする地域の皆さんは明神公園に押し寄せました。「みなさ〜ん、ただいまレトロバスが可部に到着しましたぁ。」イベント司会者の案内に会場の人たちは一斉に旧道に急ぎましたが、いったいどれだけの人が集まったのでしょうか、検討がつきませんでした。
運転席の間宮さん、目をキラキラ光らせて元気一杯でした。連日連夜のバス製作で、いささか疲労もあるようでしたが、可部の歓迎振りに元気を
取り戻してくれました。横川の人たちも異口同音に「可部の歓迎はすごい。」と言っていました。

15日、写真展会場で写真を見たお客さんの反応もいろいろです。知人の顔を見つけて喜ぶ顔、「えぇ写真がいっぱい集まったもんじゃねぇ」。そんな中で一人のご婦人から質問がありました。「こんな行事いつ開かれたんです?」「328日です」「そうですか、ぜんぜん知りませんでした。懐かしい風景がありますねぇ」豊平町からこられた方で、終戦まで可部線電車の助手をしておられたとか、写真を見てとても楽しそうなお顔が印象的でした。

巷談「かよこ物語」も応援

この写真展に花を添えてくれたのが、横川で活躍する演劇プロジェクト「ブンメシ」の講釈師末武太さんです。可部と横川の頭文字から名付けた横川の“かよこ”さんと可部の無骨な武吉とのラブ・ストーリー巷談「かよこ物語」を懸命に熱演してくれました。
純愛の結果は読者の皆さんに想像してもらうとして、大きく沸きあがった会場において、会場設営担当側にとって気になる講釈師の動きがありました。
アクションの後で、どうもすわり心地がよくない様子。

わかりました。机と椅子の高さに不釣合いがあって、急場しのぎにしつらえた椅子は車輪(コロ)があるものでしたから、動くたびに椅子が後ろへ逃げてしまうんです

講釈師さま、どうも申し訳ありませんでした。

 

 

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