![]() 明治38(1905)年2月5日に国産のバスが全国で始めて横川から可部へ向けて走った日です。その状況を可部町史には「芸備日日新聞」の記事として次のように紹介されています。(要約して紹介すると) 横川・可部間自動車交通事業は、5日に山陽線横川駅前の自動車停留場において開業式を挙行した。翌6日には同様の開業式を可部においても挙行し、盛況であった。しかし、午後7時45分に可部をスタートしたバスは八木峠付近で無灯火の乗合馬車にぶつかって事故を起した。自分たちのメシの種を奪われるという危機感から“故意におこさせた事故”との見方もあるようであるが、真偽の程は不明である。 バスはここから苦難の道程を辿ることになります。絶えず起こる妨害、修理の部品もその都度の発注で思うに任せず、タイヤにわら縄を巻きつけて走ったとか…。そしてとうとう頼みの資金も枯渇して継続を断念したのは、9ヶ月後のことでした。 | |||
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![]() 続いて可部と横川で予定されている記念行事の紹介に移りましょう。 | |||
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