上下のまちで先進地学習 30.3.18

 

友廣代表、加納さん、上森さんとカラスの会発足当時からの中心メンバーが他界され、残されたカラスの元気がなくなっていたのですが、できることを少しずつ楽しみながら続けることが、亡くなられたみなさんへの恩返しではないのかと、イベント参加を中心に地道な活動を続けております。

 

今回、原点に戻って学びから出発しようと3年ぶりの先進地学習を行いました。

行先は上下、カラスの会は発足当時から、何度も上下にお邪魔し、まちづくりを学んできましたので、ご無沙汰のご挨拶もかねてお邪魔させていただくこととしました。

 

夢街道まちづくりの会やふたたびプロジェクトの皆さんにもお声掛けし、総勢29名の視察団となりました。

ちょうど上下は『天領上下ひなまつり』イベントの真っ最中、このひな祭りの見学を目玉に、以前からご指導いただいている松井さんたちまちづくりメンバーとの交流を目的として、まずは上下歴史文化資料館なに伺いました。

 

松井さんは85歳になられていましたが、とてもお元気で、以前教えを頂いた時と同じように熱く上下のまちづくりをお話しいただきました。

左が松井さん、右が現在の活動の中心、上下まちづくり協議会の野田会長

つづいて事務局の柿原さんから、まちづく協議会の活動状況をお話いただきました。

このまちづくり協議会、松井さんたちが長年取り組んできたまちづくりを基盤に、

3年前に設立されたそうです。

わずか3年前ですが、その活動内容がものすごいのです。

 各種の事業を使われて歴史的建物の修繕や街並み景観の改善、

 さらには、それらを活用したさまざまなソフトの取り組み、

 それも、先進的な取り組みばかりです。

 

 上下のまちづくりも、少し停滞していたとのことですが

この3年で、大きなまちづくりのうねりが生まれていると感じました。

 

合併による停滞もあったようですが、市民が立ち上がったことにより、

府中市も全面的に支援をしてくれるようになったとのこと、

やはりまちづくりは市民の熱意が原動力なんですね。

 

資料館の中庭でおいしいお弁当を頂きました。

まずは資料館のひな祭りの状況です。

保育所の園児作品も

現代風

ロゴひな

さあ、午後からはまち案内へ出発です。

ガイドの会の会長さんみずからご案内いただきました。

まずは真野資料館、上下のまちが、いかに栄えていたかがわかります。

撮影禁止ですが、会長さんの説明状況1枚だけお許しください。

続いて教会、もともとは大富豪のお屋敷です。

そのお庭も見せていただきました。

きれいに舗装されたまちなみを歩きます。

商店やご自宅の玄関に、たくさんのお雛様がかざってあります。

歴史的建物もたくさん残っており、重伝建指定をめざされています。

法被のデザインも素敵です。

鉄格子のある豪商邸

元警察署

会長さんのわかりやすく軽快な説明で、楽しく街歩きができました。

こちらもお見事です。ありがとうございました。

 

つづいて上下画廊さんへ

一歩中に入ると、みんな超びっくり、画廊の中がお雛様で埋め尽くされています。

貴重な享保雛も

ひなまつりが終わると全部片づけられるとのこと。

庶民は、これをどう片付けるのか、どこにしまうのかが気になっていました。

まちのあちこちにおもてなしの気持ちがあふれています。

上下高校のお店

最後は、いよいよ翁座です

ここは上下高校の生徒さんが案内してくれました。

奈落の説明

最後にみんなで記念撮影(ごめんなさい2班のうちの1班だけです)

@  まちづくりの大きなうねり

A  歴史と景観のまち案内

B  まちをあげたイベント

今回の視察研修では、3つもの学びを得ることができ、とても有意義な研修となりました。

 

参加者一同、上下のまちづくりの、予想をはるかに上回る状況に

あっけにとられたというのが正直なところです。

ずいぶん、おいてかれたなー、すごすぎる。私の本音です。

でも、上下がこれだけ頑張っているのだから、

可部もこのまま黙っておくわけにはいきません。

幸い、可部にも『リカベーション』という

若者たちのまちづくり活動も始まっています。

上下に負けないよう、若者たちと一緒に

可部のまちづくりに取り組んでいきたいと思います。

上下の皆さん、本当にありがとうございました。

 

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