琉球王国

 201○年,沖縄道は名称を『琉球王国』に変更した。
国会の抵抗はあったが,あくまでも呼称ということで了解を得ることができた。
もちろん国王はいない。
直接選挙で選ばれた道知事を王国知事と呼ぶだけの話である。

それでも沖縄の人々は喚起乱舞した。
そして,王国知事は,恥ずかしくない自立する国づくりを宣言した。

まずは産業である。
最大の資源である自然や文化をとことん活用し,
観光産業を基幹産業と位置付け,さまざまな観光を創出した。
もちろん,ハードにお金はかけずにである。

まずは,対象をグローバル化し,全国民を対象に,
無料で英語や中国語といった語学研修を行い,
『一人一観光』を合言葉に,国民全員が観光インストラクターとなっている。

小学校でも観光の授業があり,ホスピタリティーの授業は,
子供の態度が変わったと好評のようである。
今あるものの素晴らしさをそのままに,少し手を加え,
頭をつかうことで,資源は見違えることを国民は気づきはじめており,
さまざまな分野で琉球国型の国づくりが進められている。

各国からの航空機の直接乗り入れも可能となった。
元米軍基地の空港のおかげである。
世界一楽しい空港という愛称がつき,
東南アジアのハブ空港としては利用客数上位に入っている。
(那覇空港3000m 嘉手納基地4000mが2)

税制優遇により,世界の資金商品も集まっている。
観光のグローバル化が,グローバル型産業につながっている。
グローバル国家『琉球王国』の誕生である。

ナハ,ナハハハハ(古い)