2006.5.27
可部の灯りプロジェクト
大文字祭りは、大火を契機として,火の神様への献灯を行ったのが
ことの起こりといわれます。
今は,可部のまちに夏の到来を告げる風物詩であり,
可部のまちの歴史と豊かな文化を象徴するシンボルと言っても
過言ではありません。
まちづくり市民グループ『可部カラスの会』は,結成以来10年,
可部のまちの文化とその素晴らしさを市民の皆さんに気付いていただく
さまざまな取り組みを進めてきました。
今回,結成10周年記念事業として,大文字祭りを
もっと多くの市民の皆さんに楽しんでいただけるように,
夜空に浮かぶ大文字の献灯に根の谷川河畔に
108個の灯火を加えた『可部の灯りまつり』を開催しました。
以下概要を報告します。
準備も大変でした。
蝋燭が長いと,灯りが器の外に出て消えてしまうので,
長さを半分にします。
仮設トイレも設置。重たかったです。
器に入れて,着火するとこんな感じです。一応カラスのシールも貼りました。
川岸に108個を点灯しました。
そして,もちろん乾杯です。
そしてだんだん暗くなり,大文字も点火されました。
大文字と108個の灯りと,カラスの休憩所です。
8時を過ぎると真っ暗な中に,大文字とカラスの灯りだけとなりました。
このあと,9時ごろから突然の豪雨に見舞われ,
ずぶぬれで撤収作業を行いましたが,
皆,この素晴らしい灯り祭りが出来たことで,
雨までもが喜んでいるように感じておりました。
小さな取り組みではございますが,この取り組みの輪が広がり,
可部のまちの新しい文化が生まれることを夢見ております。