第106号2006.12.
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可部本陣跡・可部宿・地蔵河原一里塚・伊勢が坪跡などの出雲・石見街道を
地図上に記した「ひろしま八区ぐるっと散策みちめぐり」が年明け早々に完成します。
発行は市の市民局市民活動推進課。地図の編集にあたる、
ひろしま歴史街道トリップ実行委員会から可部カラスの会へ
取材の協力依頼があったものです。
カラスの会では歴史部会が窓口になって、夢街道の梶川さん、深田さんにも
相談にのって頂くこととし、「三入神社」や「庄原往還」の記載を要望したところですが、
「庄原往還」は研究者の間でルート特定について見解が一致していないとのことで、
今回は見送りとなりました。三入神社は記載されることになりました。
マップ完成後には「出雲・石見街道ウォーキング」も計画されます。
可部では下の浜の千代の松〜南原川沿いの地蔵河原一里塚あたりまでの
コースが予定されているところです。
このマップは新聞を広げた大きさで、旧広島藩・安芸の国のほぼ全域をエリアとした
古代山陽道・西国街道・三田往来・都志見往来、それに出雲・石見街道も入っており、
ワクワクするような紙面です。乞うご期待です。
みんなで手伝って聞きましょうや
手伝いは午後6時からです。
みんな集まってぇ- 12/28の午後1時半 折目の塚本家へ
昭和の初期まで、可部にはお正月に大きな樫の木を門前に立てる
可部独特の門松がありました。
昨年は朝枝 基様のご指導を得て、三木家へ飾らせていただき、
往時を偲んでもらいましたが、今年も地元の深田町内会長のご尽力により、
折目の塚本家へ飾らせていただくことになりました。
飾りつけは12月28日の午後1時半からです。
可部の歴史や文化を省みながら、これからの新しいまちづくりを考える
一助になればと念じています。
塚本家を描いた高橋主計氏のスケッチより
可部カラス 行森地区の教養講座へ招かれる
玉縄神社の大きな銀杏がまっ黄色に染まった11月21日、
可部カラスの会はその麓の下行森集会所ヘ出前講座に向かい、
こちらが逆に感動と元気をもらって帰りました。
ラティス展示は明治期から昭和期までの軽便鉄道の勇姿や
太田川を行く帆舟など約50点の写真と、高橋主計氏の可部の町並みスケッチ50点余り。
スクリーンは大正時代の可部の町並みを映したフィルムから
「かよこの嫁入り祭」までのビデオとDVD6本、
これを新澤さんがトーク・ショー形式で進行。
会場を埋めた60余名は、どれも老人クラブとは思えない、
いきいきとした顔です。写真展示には「こりゃーおぼえとるでー懐かしいのー」
「よう古いものを集めたのー、大事にしといてくれんさいょ」
「町めぐりもあんたらが始めたんかー」。
スクリーンの上映は、対話を交えながらの3時間。
ふるさとの歴史を知ること ― 知れば愛着がわく―
そこから改めるべきものと残すべきものが見えてくるのでは。
とまちづくりを語り合ってきました。
熱心に見、耳を傾けて頂いた参加者の真摯な態度には敬服しました。
地元自治会の長年の充実した取り組みが、この日の盛況につながったものでしょう。
私どもも行森地区の自治会活動に学ぶところ大なるものを感じた一日でした。
行森地区老人クラブ連合会のみなさん、ありがとうございました。お元気で。
カラスのスケジュール(12月〜1月)
・12月28日午後1時半〜
塚本家で樫の門松取付け
・ 1月4日午後1時半
樫の木の門松取外し
定例会じゃぁ こがぁな話をしたんよ
一一月二二日(水)参加者一四名。
〈報告事項〉
・一一月二一日に下行森集会所へ
出前講座(新澤・新澤・遠原参加)
・樫の木会は太田川を継続取組み中
〈協議事項〉
・会報の一二月号担当は辻・遠原で
編集長は和田木。
・忘年会は十二月一三日、七時から
「ひふみ会館」で。参加集約は新澤。
一二月一三日(水)参加者二〇名。
打合せのあと忘年会
〈協議事項〉
・樫の木の門松、夢街道と共催で、
今年は塚本家へ飾る。幕は他に二軒。
一二月二八日の午後一時半集合。
・歴史街道マップは樫の木会と夢街道で。