今年の根の谷川水質調査は可部小学校の児童たちにも
大勢参加してもらいました。昨年までは
とにかく賑やかにやろう
というのがカラスの考え方でしたが、今年は子どもたちに
水の大切
を理解してもらう趣向で、水質調査に詳しい水援隊《春夏秋冬》の
山田英男・清子夫妻に参加指導をお願いしたところ・・・
「子どもたちのお役に立つのなら…」と全面的に賛同され、
おまけに子どもたちへの参考資料まで手配して準備していただき
ました。
実施日は1116日(日)午前8時に可部高校グランド南へ集合です。
すっきりしなかったお天気もカラスに味方、まばゆい光の中カラスも児童も集まってきました。

先ずはメンバーの紹介から。先述の山田夫妻に可部小船原先生率いる
4年生17名と保護者3名、
特別参加は可部公民館
根の谷川探検隊リーダーをつとめる文教女子大の竹下貴江さん、
カラスの会員が
13名と多彩な顔ぶれとなりました。作業開始に先だってあいさつ、講師の
山田ご夫妻の紹介、作業に当っての注意事項を説明しましたが、子どもたちの表情は真剣
そのものに見えました。保護者を含んで子どもたちが調査するのは上流班(南原川合流点〜
高松橋)です。山田夫妻も子どもたちに是非見せたい水生生物の種類が多い上流班に加わり
ました。



下流班5名のカラスの調査は淡々と進みます。上原橋の袂で自転車に乗った人から声をかけられました。
「カラスさん、今日は水質調査でがんばってんですね。先日お世話になった東亜ハイツの…」。
そうです、第一東亜ハイツの出前講座に参加された方からのエールでした。




一方、上流組に加わった子どもたちははじめての体験に感動の連続です。今まで何の気なしに眺めていた
川の中にたくさんの魚が泳いでいたり、サワガニやカメを見つけて大騒ぎ。川底の石をひっくり返して見ると
カワニナが…。

朝の集合場所での実験は水の汚れでした。山田先生が用意して持ってきた自分たちが毎日何気なく使って
捨てている生活廃水
で水槽の水の汚れがどんどん加速されるのを目の当たりにして、びっくり。
「この水槽の水飲みますか?」先生の問いかけに「いゃ〜飲みませ〜ん」。「この水槽の水で顔を洗いますか?」
「いゃ〜洗えませ〜ん」。カラスが用意したジュースを飲みながら、みんなで楽しく学びました。

いよいよお待ちかね、芋煮をいただきます。みんなお行儀よく食べました。お代わりをする子もいました。
山田先生は子供たちから感想文を集めました。カラスにはできなかった気配りでした。
最後におみやげの参考資料をもらってお開きに。面白かったね、可部小のみなさん。来年も一緒にやろうね。


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