みかん調査in大長

H24.3.17

 

広島のみかんを応援する紙芝居を作るため,

紙芝居作成グループのみなさんと一緒に,

大長へ現地取材に行ってきました。

 

現地説明をお願いしたのは,呉市の前田さん。

みかんへの熱情のすごい方です。

 

早速に,農道で上っていきます。

みかんの歴史から,今日の課題まで,前田さんの熱い説明を聞きます。

石張りの道路です。

水路も石張り,みかん農家の皆さんが,共同で作られた産業遺産です。

もう少し上ると,大長港が見えてきました。

昔は,ここにたくさんの農耕船がいたのです。

さらに上ると,岩盤の上に石を積んで作った,急傾斜狭小畑

信じられない作業です。

日本で最初の根域制限のみかん栽培ではないでしょうか。

水路も階段もすべて,岩盤の上の石積みです

なんとか,手を付いて上りましたが,くだりは恐怖です。

眺めも最高なのですが,そんな余裕はありません。

農家のみなさんは,この階段を何十キロのみかんを担いで下りるのです。

農道がなかったころは,はるかかなたの海の所まで運んでいたのです。

ものすごい畑づくり,ものすごい営農,

この歴史は,なんとか伝えていきたいと感じたところです。

 

水の確保も重要です。

いのししの被害もあちらこちら

一等地のみかん園も,放棄が目立ってきました。

いろいろな努力も行われています。こちらは『はるか』

香りのよい,女性に人気の品種です,

デコポンの有袋栽培

荒廃したみかん倉庫にはも,心が痛みます。

みかんが元気になるよう,御手洗の天満宮へお参りしておきました。

昼食はおすすめの みはらし食堂

みかん紙芝居,がんばろー

今日の取材調査をもとに,シナリオを早期に作成し,

紙芝居へ作り上げていただく予定です。皆様,こうご期待。

 

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おまけでーす。

この大崎下島が舞台となった

映画『ももへの手紙』のPRと猫ちゃん。