広島みかん勝手連の設立と活動について
          広島みかん勝手連 代表世話人 谷川正芳

 

1 はじめに

公私ともに「みかん」にゆかりのある広島県職員の有志、
いわゆる「みかん命」の輩が勝手に集まり、
「広島みかん勝手連」を平成
243月に立ち上げました。

そのお披露目として、平成24年6月9日(土)にシンポジウムを開催いたしました。

お蔭様で、予想を超えた参加(約200名)をいただき、まさに個々人の思いがつながり、
様々な方々との「ご縁」により、成功裡に終えられたと、心から感謝しております。

 

2 設立の経緯等

1)契機

昨秋、現事務局長・道免さんから現代表・谷川にかかってきた電話
「みかん農家の厳しい現状をなんとかできんじゃろうか・・・・」という切実な訴えが引き金となり、
平成
2312月1日(木)に「みかん命」の有志(まさに志を同じくする者)8名が、
みかん島・大崎上島出身の料理長が頑張っている中華料理店に結集しました。

その時、勝手気ままに自由な議論を行い、名称は「広島みかん勝手連」、
具体的な事業は「みかん紙芝居制作」、その総括として「シンポジウム開催」までという
全体像を一気呵成に話し合っていきました。   

 

2)意見交換会での紙芝居実演等

善は急げと、年明けの平成24113日(金)、
これまたみかん島・大崎下島出身の支配人健在の共済施設で、
シンポジウム具体化に向けた世話人・協力者
26名参加のもと意見交換を行いました。(写真参照)
その時、シンポジウムで披露する紙芝居をイメージするため、
協力者の「まち物語制作委員会」の作品“広島カープ昔話”の実演と
呉市大長出身・在住の前田さんから「大長みかん」歴史講話を拝聴し、
シンポジウム開催に向けた共通認識を醸成しました。

 
















3 シンポジウム開催に向けて

1)世話人会議による企画立案・調整・協議

  ・世話人13名による緊密な打合せ

yahooメーリングリスト、会議招集)

  ・シンポジウム内容確定

(講師、コーディネーター等の決定、協議等)

・シンポジウム開催・運営

   (会員募集、PR、会場設営、イベント運営)

2)「紙芝居制作」に係る現地調査・編成

  ・呉市豊町大長(大長みかん産地)調査

  ・シナリオ作成、原画作成

 

4 まとめ

 静岡県の果樹試験研究推進協議会からの寄稿要請そのものが、
県立広島大学・堂本先生とのご縁をいただいていたからこそであり、
この勝手連の「勝手」は、ある個人の勝手気ままな思いという意味でなく、
個々人の人的ネットワークという信頼の糸が自然(じねん)の力により
総体的に勝手に紡がれていくような、「連」の意義そのものを実感しております。

 どうか、広島みかん勝手連の新しい試みが、
みかんを大切に思っていただける熱烈ファンを掘り起し、探し出し(現在の会員数165名)、
広島に留まらず、全国のみかん農家・産地の復活につながることを心から望んでいるところです。

今後とも、勝手連の新たな展開に向けて、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。


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