情報では間違いなく「台風14号」の接近を伝えていました。それでも一縷の希望を抱いて可部のメンバーは準備を着々と進めた“かよこの嫁入り祭”。
 94日、文教の本多先生が扮する武吉、父親役の辻さんと母親役の上森さんも五丁目会館で着付けを済ませて、横川へと出発しました。
 横川での“かよこと武吉の結婚の儀”は広島市長も参加して、おごそかなうちにも盛大に行われ、ハネムーンは祇園から可部までと、比較的順調に進んできました。可部の明神公園でも武吉夫妻の顔見せパレードの準備は万全な体制で進められ、マスコミの皆さんも続々と集まってきます。

 武吉夫妻が可部に到着してホッとする暇もなく、心配していた雨がやってきました。ステージの上では文教太鼓の皆さんが演奏を開始したときでした。

やむを得ず1曲演奏したところで激しい雨により中断。ごめんなさい太鼓部の皆さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

午後3時、秋葉広島市長や安佐北区長も揃ったところでイベントの開始。開会宣言は可部夢街道の大旦那(会長)の多川さんが勤めました。
 かよこ・武吉夫妻の紹介とインタビューでは、司会の質問にさわやかな回答やら、答えにくいものも交えて終わったところで、パレードが始まります。雨はだんだん激しさを増してきます。
 人力車での行進は、バケツの水をひっくり返したような雨で、人力車からバスに切り替えて再スタート。続く嫁入り道具の行列は区内各公民館職員のお助けマンが担ぎます。
 パレードは可部高校までの往復。豪雨のためやむを得ず参加できなかったグループもありましたが、大方は若者らしく元気よく踊って跳ねて明神公園まで帰ってきたのは、5時少し前でした。
 パレードに加わった皆さん、雨に濡れながら道路で応援していただいた町の皆さん本当に有難う。そしてずぶぬれになりながら最後まで役割を果たしてくれた可部高校・文教女子高校放送部の皆さんも、そして朝からイベントに参加、可部まで応援してくれた横川・祇園の皆さんご苦労様でした。

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